少し前になりますが、12月21日、日経ホールにて行われた「女性活躍と企業の経営戦略シンポジウム」に参加してきました。
→共同ニュースより「女性活躍と企業の経営戦略シンポジウム」に経営者や人事担当者など約650人が参加
日経新聞主催、内閣府と厚生労働省の共催でした。
午前中、厚生労働省の吉本明子さんから、現在の女性活躍についての状況の説明、今後事業主が公表するべき行動計画などの説明、そして、経営者や事業主に向けて、経営トップからのコミットメントをお願いするといった内容のお話がありました。
午後は、女性活躍担当大臣の加藤勝信さんから、女性活躍を推進するためには、男性の育児参加が不可欠といった話、税制や社会保険制度なども改定していくといった、政府としての施策の説明。
その後、女性活躍に取り組んでいる企業の事例紹介と、その企業の代表の方々のパネル・ディスカッションと続きました。
午前中、首相官邸にて「女性が輝く先進企業表彰式」があったようで、その受賞企業である千葉銀行などが事例紹介、パネル・ディスカッションに参加しておりました。
各企業の取組、とても勉強になりました。
労働組合の専従になる前から、ダイバーシティや多様な働き方について、とても興味がありました。
(当時はダイバーシティなんて言葉は知らなかったんだけれど。)
放送大学に入学したきっかけとなった講座は2011年度に受講した「仕事・所得と資産選択」でした。
その後、「人口減少社会のライフスタイル」「多様化時代の労働」「多様なキャリアを考える」と、継続的に学習しています。
組合専従になってから、セミナーなどを通して、女性活躍に関する各企業の事例紹介などを見てきましたが、個人的には厚労省の吉本さんもおっしゃっていた、「トップのコミットメント」が非常に重要なのではないかと考えます。
トップがやると言ったら、幹部がやるし、幹部がやれば、中間管理職もやろうとする。
「いかんせん、女性のモチベーションが低くてね。」とか言っているだけでは、何も変わらないじゃないかとも思うし。
そのかわり、女性も、すましてはいられないですよね。
がむしゃらだったり、一生懸命だったり、必死だったりと、その人によって表現はいろいろですが、働かなくてはいけないのです。
腰掛けOLとか、そんなかっこ悪い表現されちゃうような働き方は、もう終わりです。
女性が、がむしゃらに、一生懸命に、必死に働くために必要なのは、今度は男性の理解だと思います。
「あたし一生懸命頑張るから、これ協力してよ。」「一生懸命頑張るから、これ私にやらせてよ。」
今回、女性活躍担当大臣が男性になったのは、加藤大臣曰く、安倍首相が「男性の育児参加や、女性活躍に対する男性の理解をもっとすすめろ」ってことだと思うとのこと。
女性がもっと働くために、男性だけが働く社会はもう終わりってことでもあります。
男性も、もっと早く帰って子どもと一緒にテレビ見たり、家事を手伝ったりしてください。
長時間働くことで成果を出す時代は終わったのですね。
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