2016年9月26日月曜日

ディベートのセミナーに行ってきた

先日、ディベートスキルのセミナーに参加してきました。
渋谷の生産性本部で、丸1日のセミナー。
普段からいろいろなことを議論してはいますが、ディベートという形式での議論はしたことがありませんでした。
賃金交渉など、労働組合での活動に必要な、交渉力を磨けるだろうと考え、今回申し込みました。


初心者なので基礎レベルのセミナーです。


行ってみると、参加者は思ったよりも少なく5名。
生産性本部でのセミナーは初めてでしたが、平日だったこと、秋は労働組合の大会の時期でもあるので、少なかったのかも?
他労組の方はお二人いらして、あとは生産性本部関係の方でした。


朝からのセミナーだったのですが、ディベートという試合形式での議論の方式等について説明を受けたあと、午後から実践。
5名という少数でしたので、講師の方を交えたシナリオディベートで何ターンかした後に、3対2に分かれてディベート。
賛成と反対を両方実施しました。
与えられた資料から、どこをどんなふうに根拠として賛成(反対)を述べるか。
また、反論にどう対応するのか。
時間が決められて進められることで、非常に集中して組み立てを練習することができました。
あと、すごく良かったのは、メモの取り方。
その方式にのっとってきちんとメモを取れば、ひとつの話題にどんな反論が来たか、それに対してどう答えたか、つまり議論の全体図が明確に分かる!
次の議論の際には、そのメモの取り方を実践して頭の中を整理して臨みたいと思いました。


そして、議題でないことを反論の方が持ち出したらどうするか、会議とかでもよくある、「そもそも論」「関連してるけど今は関係ないよ論」にどう対応するのかについて、ディベートとしてはどう対処するかが分かって、それはふだんのファシリテーションにもかなり使えるなぁと思いました。
以前、ファシリテーションの研修に行った時、「関係ある話も(ない話も)ずっと話し続ける参加者にどう対応するか」の話題が出て、発言者の時間を制限することとかグランドルールの設定などのヒントが出ましたが、あんまり強制力がない、または雰囲気を壊すかもしれないなぁと思ってました。
でも、今回教えてもらった方法でなら、進める私自身が納得してできそうなので、効果的かも!と思ったわけです。
今回のセミナーだけで達人になれたとは到底思わないけれど、議論の仕組みのようなものが分かって非常に勉強になりました。

お弁当が出ました。普通に美味しかった。

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