2016年2月11日木曜日

考え方の違い、性差は脳のつくりの違いもある

先日、大塚商会さんのソリューションシステムの展示会に行ってきました。
コピー機の関係で申し込み、参加してきました。
義務化されるストレスチェックと雇用管理を連動させるシステムの展示もあり、衛生委員会のメンバーでもあるし、メンタルヘルス不全を防ぐ取組にも興味があり、その関係の展示も見てきました。
過重労働とストレスチェックを連動して管理することで、メンタルヘルス不全を防ぐというシステムの展示がありました。
定量的にチェックできるということでは効果があるかもしれませんが、その前に管理職から部下への人間的な興味関心度合いやコミュニケーションスキルを高めることの方が先決かもしれないなと感じました。


展示会の目玉として、青山学院大学の原監督や脳科学者の中野信子さんの講演がセットされておりました。
私が勉強している心理学的知見と非常に親和性があると思われる脳科学については、私自身もかなり興味関心があり、抽選でしたが応募して行ってきました。
それまでの脳科学者の中野信子さんについての知識は、東大を出ている、メンサ会員である、カツラを被っている、たまにテレビで脳科学的見地から人間の行動について述べているなどの程度でした。
何度か、心理学学者の方が言っていたのを聞いたことがあるのですが、テレビなどで脳科学者は「心理学的に見ると」とよく言うんだそうで、脳科学者は心理学学者なのか?ということのようで。
ただ、いろいろな考え方の男女差を調べたら、その根っこは脳のつくりに端を発しているということはよく言われていることなので、別にどちらでもいいかな?
私、人というものをより良く理解できるのならば、アプローチは心理学でも脳科学でも良いと思っております。
ただ、脳科学から学んでいくには、私は年を取り過ぎているのではないか?というふうに感じているのも確か。
そこは臨機応変に、様々な人生経験を踏んだ今ならば、心理学的アプローチの方が自分に合っているように感じています。


中野信子さんの講演は、ビジネスに役立つ脳科学というテーマでした。
会場はプリンスパークタワーの地下の宴会場で満員でしたから数百人から千人くらいか、その程度はいたかな?と思いますが、超満員でした。
割と型にはまらない話し方で、オキシトシンとセロトニンという脳内物資の説明や、セロトニントランスポーターというシステムの特徴などについてのお話をしてくださいました。
国民性や男女差などについても分かりやすく話してくださったので、非常に面白く楽しく聞くことができました。


女性活躍推進で、いろんなテーマの話し合いやセミナーに参加していますが、やはり脳科学から話をされると、性差については非常に納得が行くことが多いです。
脳梁という「つながり」の部分など、脳のつくりの男女差について、労務行政のみのり経営研究所の方のセミナー、伊藤忠関係のCSRの研修、そして中野信子さんも話してくださって、考え方の違いについて、うまく利用できるようにしたいなって思わせてくれます。
女性はロジカルシンキングは苦手かもしれないけれど、ラテラルシンキングは得意ということのようです。
男性だけでは思いつかない視点に気づくことができる。
最近出たセミナーや社内研修などで、女性ならではの視点は、ちゃんと事業に役立つと教えていただいたので、水平な思考をどんどんしていこう!思い切って発言していこう!って思います。


男性と女性に能力の差はない、考え方に差があるだけ。
ただ、考え方の違いによって、教育や昇格を受けるチャンスを活かしきれていない女性がいるのも確かです。
つくづく、そういった性差についてを知らなければ、自分の道を拓くことができない人もいるかもしれませんね。
私、そういう知識や経験を通して、同じ女性の後押しをしていけたらいいなと思っています。
「何かを学ぶ」ということは、自由になることですね。
今までとらわれていた、つまらない思いや勘違いから自由になれます。
それってとっても楽しいことですよね。



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