四国へ行くのは人生で二度目。
以前行ったのは、ボディボードのプロアマコンテストに参戦するためでした。
かれこれ、もう10年以上前の話。
今回は、NSA(日本サーフィン連盟)千葉銚子支部の、補欠で出られるかも!?と若干あいまいな情報が事前にあって、行くことに決めました。
その期間は、会社が用意してくれたセミナーの予定もあったのですが、今年の年始にたてた目標の中に、支部予選出場、全日本出場を掲げていたこともあり、一も二もなく、行くことを決めていました。
補欠で出場できなかった時のことを考えて、一応、トライアルにもエントリーしました。
飛行機とかも考えたけど、事前に予定が二転三転してしまい予約をキャンセルしたりして、少し高くついてしまい、高速バスで行くことにしました。
バスにはサーフボードが積めないということも、宅配便でも箱に入ってないとボードを取り扱ってくれないということも、今回初めて知り、ボディボードに比べて、かなり身重なのだなぁと再認識しました。
生実に行く途中で、徳島在住の友だち、久美ちゃんが入っている海部へ。
小ぶりだけど、すごくいい波でした。
陸から見ていても、久美ちゃんはすぐに分かりました。
10年前と変わらない、姿勢のいいテイクオフ。
すごく懐かしかったな。
海部では海には入らず、生実へ。
行きから、いろんなトラブルがあったのだけど、無事に生見海岸へついて、1日目はフリーサーフィン。
めちゃくちゃ上手な人は、まだその日はそんなにいなくて、サイズはもも腰だったけど、波にも乗れました。
到着して二日目がトライアルラウンド。
まだ同じ支部の人は誰も来ていなくて、ひとりで試合に出ました。
残念ながらトライアルで負けてしまって、とってもやるせない気持ち。
ここまで来て、私何をやってるんだろ・・・とかね。
トライアルがあった日の午後、補欠順位を決める手続きがあったのだけど、結局、補欠としても順位が回ってこなくて、今回全日本に選手として名を連ねることはかないませんでした。
まだまだ修行が足りない、ってことだし、まだまだ目指すものがあるってこと。
大会の開会式でも、参加賞のTシャツを着てないから、選手よりもずっと後ろにいたし、大会中の海はうまい人ばかりで、波にも乗れず、なかなか惨めな自分を痛感しましたよ。
でも、それなら行かないほうが良かったかと言えば、そういうわけではなく、いろいろと得るところがありました。
シニアやメンクラスのサーフィンって、千葉の海でもうまい人をしょっちゅう海で見ているので、そんなに衝撃はなかったのだけれど、今回はボーイズやガールズクラスのサーフィンが本当にショックでした。
うまいのは当然かもしれないけれど、その一途さ。
当然、いい波を狙っていくけれど、どんな波でも、テイクオフして、最初のターンをした時には、もうその先の波のトップしか見てない。
でっかく当てに行くことだけを考えてる。
その一途さに、やられました。
今の私に、それがあるか?
この子たちが見ているものは、私にも見えているか?
年齢も人生経験の厚みも、私の方がずっと上だけど、本当に教えられました。
千葉に帰ってきて、こうへいと、その子たちと何が違うのかなって話したら、こうへいは、私がこの波はダメだって思う波を、その子たちはダメだって思っていないんだよって。
ダンパーで全然ダメかなって私が思う波も、行ってみたら行けることもある。
そしたら、すごいきわどい演技ができて、良い点が出る。
だから、波を追いかけてる時に、この波行けないって決めつけちゃうんじゃなくて、どうしたらうまく乗れるかを考えて、早めに合わせて、いいテイクオフをしてるんじゃないかなってことでした。
悪い波は、やりようによっては良い点を叩き出せるって話、前に誠くんとしたなって思いだしました。
去年のStrayCupの時。
波がいい悪いは、その試合に出ている全員に同じ環境なんだもんね。
今回の四国、カッコ悪い自分をたっぷり味わったので、千葉に戻ってきて、なりふりかまわず練習していますよ。
今回、四国に行って、本当に良かったです!
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